400年の歴史に感謝を込めて

西光寺本堂解体名残法要並びに西光寺全門徒物故者追悼法要勤まる

 4月12日(土)午後1時より、快晴の下西光寺本堂解体名残法要並びに西光寺全門徒物故者追悼法要を参道にて勤めました。
 江戸時代に福井より移設された現本堂は歴史的な建物ですが、昨年1月1日の大地震によって全壊判定となり解体を余儀なくされました。
 本堂とのお別れのお参りに、多くのご門徒さんが参集されました。見なし仮設住宅にお住まいの方や遠方のご門徒さんも駆け付けて下さいました。
 読経中に、お参りいただいた方々に焼香をしていただきました。
 法要の後、住職あいさつで門法の道場としての西光寺本堂再建の願いを申し上げました。

*法要の最初に、住職が「表白(ひょうびゃく)」を読み上げましたが、表白とは、法要や法事を行うときに、その趣旨を本尊・僧・参詣者に告げるために読み上げる文です。
 【表白全文】
阿弥陀如来の御前(おんまえ)に白(もう)してもうさく西光寺本堂は
四百年にわたり
今日まで仏法を聴聞(ちょうもん)できる念仏道場であり続け
多くの先達とともに
あいがたき弘誓(ぐぜい)にあい 仏智無辺に照らされて 
心豊かに日々を送る
しかれども、昨年一月一日の能登半島地震によって
甚大なる被害を受け、解体を余儀なくされる
しかれば
本日ここに
うやうやしく仏前を荘厳(しょうごん)し
ねんごろに聖教(しょうきょう)を拝読して
青龍山西光寺本堂解体名残(なごり)法要 
並びに 西光寺全門徒物故者追悼法要 を勤修したてまつる
希わくは
この法要を機縁とし
ますます聴聞に励み
如来の慈光照護のもと
本願念仏を喜びつつ
報恩謝徳の日々を送り
倶会一処(くえいっしょ)の妙果(みょうか)を得んこと
如来、大悲を垂れて哀愍摂受(あいみんせうじゅ)したまえ

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